2006年07月14日

Star of Life を利用できるのは?

3回連続ですが、もう少しStar of Lifeのお話を・・・。
SOL_Blue_94.gif
このStar of Lifeマーク。
アメリカ運輸省 幹線道路交通安全局(NHTSAといいます)によって1977年に「証明商標」として登録されてます。

さて、この「証明商標」って何でしょ?
日本にはない商標の種類なんですが、ざくっと言うと
ある一定のガイドラインに達している物や人などは使用しても良いという決まりごとのある商標のことを言います。

日本で言うと、例えばJISマークとかと似た感じのイメージかな?
規格があって、それに合致したものが使えるマークなのです。

Star of Lifeの場合も、もちろんガイドラインがあります。
元々Star of Lifeは、営利目的ではなく米国政府の水準に適合していることを証明するために救急医療車両で使用したり、水準に沿って訓練されたことを証明するために救命救急士が使用したりする為のマークです。

詳しいガイドラインを記載してしまうと、長ーくなってしまうので
抜粋をば。

1: 医療品や救急車内で使用する備品であることの証明を意味するものとして
2: 救急手当に適した場所や、そのような施設への道順の目印として
3: 訓練終了、または、相当と認められた隊員だけが付けられる肩章として
  また、監督者か、国や州または、団体のEMS組織に所属している人に
  使用される
4: 救急隊員の使用品として:バッチ・ブローチ・バックル等
5: 本やパンフレット、説明書、報告書、その他EMSに適用する印刷物
6: 「Star of Life」は、隊員や、計画指導者、職員、議会や諮問団体に
  よって着用されるべきである。もし、肩章が着用されているなら、
  四角面または、周辺の生地が白地でシンプルな青い「Star of Life」
  であるべきである。その目的や文言を交差する6つの柱や下の方に刺
  繍すべき:(○○救命救急士など)

これでも長いですね。。。
つまり、EMS(救急医療)に関わる人や物、EMT(救命救急に携わる人々。日本で言えば救命救急士さんでしょうか)が使用する事はかまわないということのようです。

では、MEDIC INFOはどうなの?という事ですが
「2004年7月7日、NHTSAは、認可を得た救命救急医療の提供者に病状を知らせることや、疾患を持つ人への適切な処置を明らかにすることを目的とするブレスレットやその他のアイテムに、貴社がStar of Life (図形)を使用することの許可を決定しました。」
という風に承諾をいただいてるんですよ〜!(和訳したものなので、要旨になりますが)

MEDIC INFOを初めとするMedical IDも皆さんに知ってもらいたいなぁ。と思うのですが
同時に、キチンとした意味合いのある Star of Life も
日本でも、もっと認知されるといいなぁと思うのでした。

Star of Lifeのバックグラウンド、仕様、および使用基準

  (Background, Specifications, and Criteria) (英文) → こちら

参考文献:
Zatz, Arline. “The Blue ‘Star of Life’ -- The Emergency Medical Care Symbol.” Rescue-EMS Magazine July-August 1992. portage.net. 2 August 2000.

posted by MEDIC INFO at 10:49 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | Star of Lifeについて

2006年07月12日

Star of Lifeってなんで6つの柱?蛇と杖?

前回に引き続き、Star of Lifeですが
このマークの中央の蛇と杖と6つの交差した柱ですが、意味があるんですよ。


まず、中央の蛇と杖。
これは 「アスクレピウスの杖」と言います。
ギリシャ神話に興味がある方は聞いた事あるかも?
そう、由来はギリシャ神話に遡ります。

この杖はギリシャ神話に登場する、医学の神アスクレピウスが持っていたもの。
アスクレピウスは、ギリシャ神話の中で”へびつかい座 ”となったアポロの息子。

アスクレピオスは、マントをまとい蛇が巻きついた杖を持ち、名医として人々に広く知れ渡るようになりました。
その腕前はなんと、死者をも生き返らせてしまうほどでした。
しかし、それは「人は生まれ、 そして死ぬ」 というこの世の掟に反すること。
その結果、死者の国の支配者ハデスの怒りを買いハデスの要求を受けたゼウスによって雷で焼殺されてしまいました。
後にアスクレピウスは、人々の長年の夢であった病に対する治療法をもたらしたとして神殿に眠る神として崇拝されました。

このアスクレピオスが持っていた蛇が絡んだ杖が、救急・医療の象徴として広く用いられているんですね。

医療の場合には、2匹の蛇が絡んだ翼の付いた杖をモチーフにしたマークを使っている事のほうが多いのかもしれません。
医療関連の学会のマークなどには、このマークのほうが使われていますね。


次に、6つの交差した柱。
それぞれの6本の柱はそれぞれ救命救急(EMS)の機能を表しています。

1 DETECTION・・・発見
2 REPORTING・・・通報
3 RESPONSE ・・・ 応答(迅速な行動)
4 On Scene Care ・・・現場手当
5 Care In Transit ・・・搬送中手当
6 Transfer to Definitive Care ・・・医療機関への引き渡し

SOL_2.gif

蛇なんて救命救急と関連性なさそうでしょ。
でも、ギリシャ神話まで遡ぼるとちゃんと意味があるんですね〜。
にゃるほど〜

posted by MEDIC INFO at 17:49 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(1) | Star of Lifeについて

2006年07月11日

Star of Life 〜 生命の星

皆さん、このマークを目にした事があります?

SOL_Blue_94.gif

このマーク、日本ではまだあまり目にする機会がないかも!?ですが、実は世界的な救命救急のシンボルマークなんです。
名前は「Star of Life」。日本語にすると「生命の星」かな。

元々はアメリカの運輸省 幹線道路交通安全局によってデザインされたもので、EMS(救急医療)のシンボルマークとして1977年に証明商標として登録されました。

なんで運輸省?って気もしますが、アメリカではある一定の規格に適合した救急車にのみ車体にデザインする事を許されているので、関係性があるのかなぁと、ちょっとだけ納得!?
Star of Lifeの使用にはガイドラインがあって、救急車の他にもEMSに関連するものであれば使用可能など決まりごとがあります。

今では、アメリカ以外でも、カナダ、ヨーロッパなど多くの国で救命救急のシンボルマークとして採用されています。
エジプトでもこのマークが付いた救急車を見かけた時には
「こんなところでも使われてるぅ〜」
と嬉しくて思わず写真を撮っちゃいました。
(あっ。ちゃんと搬送中でないことは確認して撮影したんですよ〜)
eg_amb.jpg

海外のTVドラマや映画などに救急車が写る時、ちょっと目を凝らしてみてみると、「Star of Life」のマークが付いてる事がたくさんあります。
「ER」とか「シカゴホープ」などは必ずといっていいほど、あの「冬のソナタ」でも救急車が写るシーンがあったんですが、その救急車にも使われていました!
もちろん日本でも、一部の救急車の車体や救命救急士さんのワッペン、ドクターヘリの機体などにデザインされてます。

何かの機会に思い出したら、「Star of Life」を見つけてみてくださいね。
きっと「あっここにも!」って発見がありますよ。

posted by MEDIC INFO at 12:33 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | Star of Lifeについて

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